ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。
大沢さんってどんな人?
世界を変える9年目の挑戦
株式会社ユーザベースのスピーダ事業執行役員をしている大沢 遼平です。前職の丸紅での投資事業を経て、2016年にユーザベースに入社しました。もう9年目になりますね。
最初は何でもやる人として、その後は「スピーダ スタートアップ情報リサーチ(旧:INITIAL)」のカスタマーサクセス立ち上げに関わりました。今は月1のイベントコミュニティ「スピーダ ユーザーグループ ピッチ&交流会(旧:INITIAL Circle)」の責任者をしながら、金融機関・コンサルティングファーム支援統括もしています。
私のキャリアを貫いているのは「世界を変えたい」という想いです。例えば、電気一つとっても、それがあるだけで人々の生活がどれだけ良くなるか。そういった当たり前のことを、世界中の人が享受できたら素晴らしいと思うんです。
そのためにこの会社で目指しているのは、「世界中の人々が笑顔で過ごせる社会」をつくること。これは日本人に限った話じゃなくて、人類皆が幸せになれる方法を、ビジネスを通じて実現したいんです。具体的には、「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」こと。これがユーザベースのパーパスで、私自身のモチベーションでもあります。NGOやNPOじゃなく、営利企業として価値を認められながら、稼いだお金を世界をよくすることに使う。そんなサイクルを作りたいんです。
「これ一択」直感が導いた出会いから会社への導入へ
スピーダがスタートアップのプラットフォームを運営しているので、プレーリーカードはローンチ時の2023年からなんとなく知ってました。創業して、こんなスタートアップ出てきたんだ、2人でやってるんだ、と。明確に意識したのは、ビジネスカンファレンス「IVS」のピッチイベントで共同代表の坂木さんが登壇された時ですね。
その時はイベントの審査員を担当していたのですが、ピッチしているスタートアップの中でセンスや体験が良くて「プレーリーカード一択」だなと直感的に思い、その後プレーリーカードを当時のスピーダチーム・スピーダ ユーザーグループ(旧INITIAL Circle)のコミュニティ全員に発注するまでに至りました。
多様な使い方で繋がりを開拓!グローバル対応の切り札
カードのデザインは、リブランディング前のサービスロゴと、サービスのビジョンを載せています。このプレーリーカードの使い方は、主に4パターンあるんです。
1つ目は、名刺のバックアップですね。紙の名刺を配ってて足りなくなった時に、プレーリーカードをかざして、SanSanとかEightなどの名刺管理サービスにつなげちゃう。いつでも連絡を取れる状態をいち早く作れるので、結構便利なんですよ。
2つ目は、SNS交換です。名刺交換した後に、「SNSの方が楽じゃないですか?」ってなった時、その場でかざして繋がれちゃうんです。スムーズですよね。
3つ目が、個人的にお気に入りなんですけど、海外の人とのつながりを作るとき。個人的にはこれが本当にプレーリーカードの真価を発揮するんです。例えば、中国の方と繋がりたくて、「お名前は?」と伺って検索しても、どのアカウントがその方かすぐにはわからないことがあって(笑)。スペルも難しい場合は困っちゃう。でも、プレーリーカードなら、かざすだけでFacebookとかTwitter、WhatsApp、LINEとか選べちゃう。これ、紙の名刺じゃ絶対できないですよね。
最後の4つ目は、QRコードとの連携です。プレーリーカードの反応が悪かったり、NFCが反応しない時のために、名刺のQRコードのリンク先をプレーリーカードにしてるんです。これで確実に情報を渡せますよ。
複数SNSとサービス紹介記事で、幅広いコミュニケーションに対応可能なプロフィールページ
大沢さんのプロフィールページ上部
プロフィールページについて少し話しますね。まず自己紹介欄は、自分のキャラクターが一目で伝わるように工夫してるんです。例えば、簡単な経歴や、ちょっとプライベートなことも少し載せてます。これ、海外の人とやりとりすることも多いんで、後から見返した時に「この人誰だっけ?」ってならないように、最低限の情報は押さえてるんですよ。
SNSのリンク欄には、LinkedIn、X、Facebookの3つを載せてます。LinkedIn は海外の方向け。スタートアップ界隈の繋がりはFacebook。エンタープライズセールスだとXやFacebookをやられていない方もいらっしゃるのでLinkedInをご案内しています。後は海外の方にお会いする時は、WhatsAppのリンクを加えます。結局、相手に合わせて、一番コミュニケーションしやすいツールを選んでいただきます。
大沢さんのプロフィールページ下部
下の方ではスピーダ関連のサービスを簡素に説明できるように3つのURLを載せています。口頭だけだと伝えるのが大変なことも、カードを見せながら説明できるのがメリットです。最初は「スタートアップのデータベースのサービスをご存知ですか?」という話から入って、「事業開発の方法がわからない」とか「情報が多すぎて整理できない」などの悩みに対して「スピーダで解決できますよ」と提案しています。
結果として、大体3つのサービスのうちどれかに興味を持っていただけるんです。「資料送ってください」と言われることも多くて。プレーリーカードのおかげで、初対面でもスムーズに商談に繋げられるようになりました。ビジネスの可能性を大きく広げてくれていますね。
コミュニティメンバー全員に配布!コミュニケーション量が増えて、ハートフルな関係性作りへ
「スピーダ ユーザーグループ ピッチ&交流会」というコミュニティにもプレーリーカードを導入しているのですが、一番良かったのは「コミュニケーション量が増えた」という実感があることですね。
コミュニティに参加されてる方が、プレーリーカードをわざわざ見せてくれるんですよ。配った当時、「こうやって使いましょう」という案内をしたのですが、後日全然違う場所でイベントにあった時、「大沢さん、これ見てくださいよ」「これいいですよ」って、プレーリーカードを見せてくれるんです。そこから「最近どうされてるんですか?」って会話が自然に始まる。これって、カスタマーサクセスそのものじゃないですか。あとは、ユーザーさんから「うちでも導入しようと思います」って言ってもらえたり。こういうプレゼントができたのは、すごくいい体験でしたね。
コミュニケーション量が増えて、自然と「こんなこと話したいな」「大沢さんに共有しなきゃ」って思ってくれるようになったこと。別に狙ったわけじゃないんですけど、結果的にすごくハートフルな関係が築けたんです。
まずは作ってみる、それが第一歩
作りたい、いいかもなって思ったら、「作ってみたらどうですか?」と伝えたいです。持ってみないとと始まらないし、経験してみることで、わかることもあるんで。使い方がわからない、繋がりたい人がいなかったら、いつでも交換するのでぜひ会いに来てください(笑)
デザインやどういう情報を乗せるかを考えるのも面白いですよ。プレーリーカードを通じて、新しいつながりが生まれ、世界を変える挑戦者たちの輪が広がっていくことを願っています。