
ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。今回は、東京在住のイラストレーター / デザイナーの福澤 遼さんにお話を伺いました。
福澤さんってどんな人?
幼い頃から図画工作が大好きだったことから、ものづくりに携わる仕事をしたいと考え、現在はフリーランスのデザイナー兼イラストレーターとして活動しています。 会社員時代、さまざまなお仕事や、それを取り巻く環境に携わっていく日々の中で、本当のデザインとは何かを考えていました。
その答えとして見つけたのは、クライアント一人ひとりの課題に真摯に向き合い、寄り添える"やさしいデザイナー"という在り方。その想いを実現するため、フリーランスという道を選択しました。
指輪型のクレジットカードや、紛失防止用のスマートタグなど、昔からのガジェット好きが高じて、プレーリーカードのことは、実は結構前から知っていました。その時は、デジタル名刺という概念は知らず、「プレーリーカード」という固有名詞で覚えていたくらいでした。
フリーランスになってから、イラストレーターとしての活動も少しずつ広がって、グループ展にも参加するようになったんです。その時に、紙の名刺にQRを載せたものを配っていたんですが、デザイナーとイラストレーターの両面で活動する中で、表現したいことがたくさんあることに気づいたんです。デザイナーとしては、クライアントの思いを汲み取ることが大切ですが、イラストレーターとしては、もっとパーソナルな部分、作家性を強く出していきたい。そう考えた時に、紙の名刺じゃ伝えられる情報に限界があるなと。特にイラストレーターとしては、視覚的に伝えたい情報がとても多い。そこで、名刺で伝えるよりも、デジタルで表現した方が、より自分の作品や想いを伝えられるんじゃないかと思ったんです。それが、プレーリーカードを作ろうと思ったきっかけです。
デザイナーとイラストレーター、二つの顔を一枚に

(左)デザイナーとイラストレーターの2面性を表現できるようなカードデザイン・(右)展示会での活用シーン
プレーリーカードのデザインは、かなり悩みました。最終的に、表面はデザイナーとしての顔、裏面はイラストレーターとしての顔を表現することにしたんです。展示会などで置きっぱなしにすることも想定して、表面はシンプルなロゴデザインにして、裏面は自分の描くキャラクターを大きく配置しました。実はこのキャラクターは、私の作品によく出てくる子なんです。カードのデザインをするときも、表と裏でどうやって自分の見せたいものを変えるか、ということを結構考えましたね。名前や肩書きは、最初は入れない勇気がなくて(笑)、結局入れちゃったんですけど、できるだけ文字情報は少なくしたいなと思っていました。
伝えたい情報へ"最短ルート"をデザインできる
プレーリーカードを持つようになってから、紙の名刺を持ち歩かなくなりました。いつも名刺入れを忘れてしまうので、今はプレーリーカードを財布に入れています。
実際にプレーリーカードを使うのは、展示会での在廊時が一番多いですね。お客さんと話している時に、「これタッチしてみてください」って渡すと、「こんなのあるんですね!」って驚いてくれることが多いです。そして、すぐにInstagramを見てもらえるように導線を作っています。紙の名刺だと、後でフォローしようってなって、結局そのまま忘れられがちだと思うんです。でも、プレーリーカードなら、ワンアクションでフォローまで繋げられる。そこが、すごくいいなと思っています。

福澤さんのプロフィールページは、過去の作品・展示・ポートフォリオのURLが掲載されており、
SNSはInstagramのみとシンプルに仕上がっている
プロフィールページは、会う人によって、ポートフォリオを一番上に配置したり、Instagramへの導線を優先したりと、色々変えています。文章量はできるだけ少なくして、視覚的に訴えることを意識しています。またSNSのリンクは、Instagramがメインなので、思い切って他のSNSのリンクは外しました。自己紹介に重きを置いた方が、私の場合は効果的だと判断しました。
ほぼ100%の人がSNSをフォロー
プレーリーカードを導入してから、体感としては、プレーリーカードを読み取ってくれた人のほぼ100%が、SNSをフォローしてくれるようになりました。デザインフェスタのようなイベントでは、チラシやショップカードをとりあえず持って帰る人が多いと思うんですけど、結局埋もれてしまってなかなかSNSフォローしてもらうのが難しいんです。その場でフォローしてもらえるのは、プレーリーカードのおかげですね。あとは、ブースに不在の時でも、カードを置いておくだけでも注目を集めることができるので、情報を見てもらえる可能性が高いのもメリットです。
後は、紙名刺にQRの記載をやめたんです。プレーリーカードがあるから、必要ないかなと思って。QRを入れると、どうしても名刺のデザインが機械的になっちゃうんですよね。プレーリーカードがその役割を担ってくれるので、本当に助かっています。あと、プレーリーカードを使うと、驚いてくれる人がすごく多いんです。目の前で、説明しながら情報を見せることで、自然とコミュニケーションが生まれるのが嬉しく感じております。目の前で、説明しながら情報を見せることで、自然とコミュニケーションが生まれるのが嬉しく感じております。
デジタルだからこそ、色味を"そのまま"伝えたい
紙の名刺だと、どうしても印刷の限界で、表現できる色味や風合いに限りがあります。私の場合は、デジタルで制作することが多いので、その生のままの色味を伝えたいという想いがありました。スマホで作品を見てもらうのが、一番近い表現ができると思うんです。また名刺だと、イラストを1点しか掲載できないけど、プレーリーカードなら複数掲載できるのも良い点ですね。
思いついたことを、すぐに実験できるプレーリーカードだからこそですが、今後もプロフィール画面は、どんどん模索していきたいなと思っています。 イラストを大きく表示したりとか、視覚的な表現を追求したいと考えています。
クリエイターの可能性を広げる、新しい自己表現ツール
あえて過去のデザインフェスタの情報を残しているのも、会話のきっかけになるかなと思ってのことです。名刺だと表面的な情報しか伝えられないけど、プレーリーカードは、自分の成長の記録も残せる。頑張ってきたこととか、実績とか、過去の活動とか。配った人数を見れるのも、モチベーションに繋がります。自己PRって、ちょっと恥ずかしいじゃないですか?でも、プレーリーカードなら、そういう言いづらいことも、さらっと表現できるんですよね。あと、SNSの運用が苦手な人にもおすすめです。クリエイターにとって、自己表現は作品づくりと同じくらい重要です。プレーリーカードは、その自己表現の悩みに一つの答えを示してくれます。名刺を渡して終わりではなく、そこからつながる関係性を育てていく。
プレーリーカードは、自分を表現したい・発信したいすべての人にとって、きっと大きな助けになると思います。ぜひ、自分らしい一枚を作って、表現の楽しさを実感してみてください!
あなたも、プレーリーカード一枚から、新しい可能性を見つけてみませんか?
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