ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。
杉本さんってどんな人?
こんにちは。インキュベイトファンド株式会社の杉本美晴です。VC(ベンチャーキャピタル)で、コミュニティマネージャーという仕事をしており、起業家や投資先で働く社員の皆さん同士のコミュニケーションの活性化を通じたバリューアップ支援を行っています。
投資先のバリューアップに繋がるのであれば、幅広く活動しています。例えば、投資先のスタートアップと連携可能性がある会社とのリレーションを作ったり、起業家が集まる場づくりにも携わっています。
プレーリーカードに一目惚れ!リアルとSNSを繋ぐ架け橋
プレーリーカードを知ったきっかけは、SNSでフォローしている投資先の方が「作りました」と投稿してるのを見かけたことです。なんだこれ!めちゃいい!と直感的に思い、そのまますぐ作りました(笑)
杉本さんがプレーリーカードを知ったきっかけのX投稿※ご本人に許可済で掲載
VCという仕事上、カンファレンスやイベントに参加したり、自分でもイベントを主催することが多いんですよ。なので、SNSですぐ繋がれるプレーリーカードは、イベントで活躍しそうだなと思いました。実際、カンファレンスで名刺交換した際に、お会いした方と、SNS交換や日程調整など、すぐ次のアクションに繋げたいって感じることが多いんですよね。あの方とお繋ぎしたいな、もう少し仲良くなりたいな、もう少し話聞いてみたいな、というタイミングってすごくたくさんあって。
そういうタイミングではFacebookを交換する流れになるので、今は絶対にプレーリーカードを出すようにしていますね。
辛いものリストでアイスブレイク?記憶に残る関係構築方法とは
杉本さんのプロフィールページ上部
プレーリーカードのプロフィールページを開くと、まず一番上にこれまで行った辛い火鍋のお店をまとめたGoogle Mapのリンクが貼ってあります。このリンクは会話のきっかけとしてとても便利で、辛いものリストを見せると、大体「これ何ですか?」と聞かれるので、「辛いものが大好きで、このマップにはお気に入りの店をまとめているんです!」と答えます。もし相手も辛いもの好きなら「ぜひ一緒に行きましょう!」と誘えますし、「ここ行ったことあるよ」「ここ美味しいよね」なんて話で盛り上がります。
名刺交換の場では、その場限りで終わらないように、次のアポを取ることを大切にしています。食べ物をテーマにすると次の予定が取りやすくて、「じゃあ次はいつ会いましょうか」という感じで簡単に次回の約束を決められるんです。これはアイスブレイクとしてもすごくありがたいなと思っています(笑)
杉本さんのプロフィールページの自由リンク欄
プロフィールページの下の方には、起業家向けのプログラムやイベントの情報を載せています。特に、ビジネスカンファレンス「IVS KYOTO」みたいなイベントでは、インキュベイトファンドが主催するプログラムやコミュニティなど色々とご紹介したいので、そのままプロフィールに記載するURLからサイトを見てもらうようご案内しています。
例えば最近(2024年7月時点)だと「インキュベイトキャンプ」というイベントの情報を載せて、「7月末が締め切りなので、ぜひチェックしてね」と告知しています。IVSみたいな大きなイベントが7月頭にある場合、その場で「今月末が締め切りですよ」とリンクを開いてもらい、詳細を確認してもらっています。
きっかけからアクションまで一気通貫!つながりの数が5-6倍に増加
Facebookで繋がったら、すぐに「インキュベイトファンドの杉本です」「何月何日に〇〇でご挨拶させていただきました」とメッセージを送ります。その後にネクストアクションにつながる文章を入れることで、その方との次のアクションをいつでも思い出せる。以前はメールでのやり取りが中心だったのですが、メールだとすぐにこういったアクションはできないじゃないですか。名前検索で繋がるのも手間がかかりますし、プレーリーカードからFacebookで繋がると、その場ですぐ連絡が送れるのがめちゃめちゃ便利です。
そういった便利さもあって、実際プレーリーカードを使い始めてから、Facebookでのつながりの数や連絡する機会が、5〜6倍位増えました。きっかけ作りから実際に繋がって次のアクションまで繋がっている、日々のやり取りを見返してそう実感しています。
カードの裏表デザインに込められた想い
プレーリーカードのデザイン:表面には絵画と名前、裏面には”Zero To Impact” という言葉が刻まれている
私が購入したプレーリーカードのデザインは表と裏で異なっていて、それぞれに意味があるんですよ。
裏側には、インキュベイトファンドのコーポレートアイデンティティである「Zero to Impact」という文字が入っています。スタートアップへの投資を通じて起業家と一緒に挑戦し、経済の発展に寄与し、社会に対して大きなインパクトを与える存在であり続ける。という強い意思が込められている言葉です。
表側は、私の家に飾ってある1枚の絵を写真に撮って使いました。私が婚約した頃に前職の後輩が描いてくれた絵で、私たち夫婦の印象を絵に描いてくれて、太陽と月をイメージしているんですよ。「夫婦関係は太陽と月のようなものだ」というメッセージが込められているんです。
で、私はこの絵を見て、起業家と投資家の関係性にも通じるなと思ったんです。私自身は太陽になりたいと思っている人間なので、このデザインを通じてそういう話ができればいいなと思って選びました。
このように、私のプレーリーカードは表裏でそれぞれ意味のあるデザインになっていて、自分のアイデンティティと会社のミッションを表現できるものになっているんです。名刺交換の時には「これって何なんですか?」って聞かれたときに説明できて、会話につながるようなデザインがいいなと思って選びました。
コミュニティxプレーリーカードの可能性
プレーリーカードの可能性について考えてみると、コミュニティとの相性ってとてもいいと思うんですよね。
例えば、コワーキングスペースや、実際に人が集まる場所があるコミュニティマネージャーだったら、会員の方やメンバーにプレーリーカードを配って、誰がどれくらい名刺交換したかを把握できるようにするとか(※)。これができると、メンバー同士の繋がりも更に深まりますし、次のイベントや集まりの企画にも役立ちます。そして、コミュニティの活性化度を測る指標にもなると思います。※プレーリーカードの複数アカウント一括作成・一括管理・分析は、プレーリーカードfor Businessでお使いいただけます。詳しくはこちら
コミュニティの会員情報を常に最新の状態に保つことって大変なんですよね。本人が更新できないこともあるんです。けど、プレーリーカードをお渡ししたら、ご自身で情報を都度更新したり、会員同士の繋がりにも使えるじゃないですか。最新の情報がコミュニティ側に残ることって、コミュニティの運営者側からしたら、とてもありがたいことだと思います。
コミュニケーションが苦手な人こそ使ってほしい
実は、前職で営業するまで、自分のことを話したり、アイスブレイクで人との接点を作って仲良くなるきっかけ作りがすごく苦手だったんですよね。今では、プレーリーカードはそんなきっかけを自然に助けてくれるツールだと思うので、仕事上でもプライベート上でも誰かとつながる機会がとても多い人はもちろん、会話が苦手だなと感じる人には特に、作っておいて絶対に損はないと思います。
プレーリーカードは、辛いものリストのように、自分から前もって準備して仕掛けをすると、必ずいいきっかけが生まれます。コミュニケーションが得意じゃないと感じる人こそ、プレーリーカードを作って、初めに名刺交換して会話ができるきっかけを持っておくのは、めちゃめちゃおすすめしたいです。