本を通して人とつながる!シェア型書店オーナーが語る、プレーリーカードの活用術 / 小さな本屋 ほんだけさん【プレーリーカード活用事例】

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本を通して人とつながる!シェア型書店オーナーが語る、プレーリーカードの活用術 / 小さな本屋 ほんだけさん【プレーリーカード活用事例】

ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。今回は、京都で3つのシェア型書店で棚主をしている「ほんだけ」の安田さんに、お話を伺いました。

ほんだけさまの本棚
 

シェア型書店を始めたワケ

本屋さんって、誰が手に取ったかとか、本がないとかは分かるけど、誰が買って、どんな想いで読んでいるのかってなかなか分かんないじゃないですか。もちろん、お客さんと話すこともありますけど、誰がどんな本をどんな気持ちで買ったかっていうのは分からない。売る買うの関係はもちろんあるんですけど、同じ本好きとして、なんかもっと違うつながり方ができたらいいなと思ったのがきっかけで、シェア型書店の棚主を始めました。

「シェア型書店」を簡単に説明すると、一つ一つの棚を本好きの方にそれぞれお貸しして、そこで自分の好きな本とか、お勧めしたい本を並べて販売してもらうっていう新しいスタイルなんです。京都でも少しずつ増えてきましたね。

基本的には、本の補充とか入れ替えとか、模様替えとかは全部棚主さんにやってもらう仕組みになってるので、出入りは結構多いんですよ。そうすると自然と棚主さんと偶然出会う機会も増えて、そこで会話が生まれたりするんです。棚作りにお店にいく日には、みんなで本の話を楽しくしたりします。

シェア型本棚の全体図シェア型書店には、様々な棚主の方による個性的な本たちが並んでいる。
ほんだけさまひとつひとつの棚に借主がいて好きな本を販売することができる「シェア型本棚」。ほんだけの棚にはプレーリーカードが置かれ、お客さんをいつも出迎えてくれているそう。

 

プレーリーカードは「自己表現の新しい形」

シェア型書店を始めようって思った時には、かねてから知っていたプレーリーカードを置こうと決めていました。シェア型書店って、本も人もたくさん集まる場所じゃないですか。だから、自己紹介ができるプレーリーカードってすごくフィットするなって思ったんです。なんで他のお店が置いてないんだろうって不思議に思うぐらい。

今は自分の本棚の見やすい位置に置いています。来ていただいた方に、プレーリーカードを読み取ってもらってプロフィールページを見て「棚主はこんな人なんだ」と知ってもらえる。

プレーリーカードのいいところは、自分の名刺情報とか、インスタとか、いろんなSNSのアカウントをまとめて紹介できるところです。自分のウェブサイトを作るのはハードルが高いけど、プレーリーカードなら簡単に作れる。サービス全体に親しみやすさがあり、紙の名刺よりも一歩進んだ自己紹介ツールだと思います。

僕はどちらかと言うと、表舞台よりも裏方タイプの人間なんですけど、どうやって自分をアピールするか、奥行きを出すかっていうのは大事だなと思っていて。プレーリーカードには、そういったことを手助けしてくれる要素がギュッと詰め込まれてる気がします。

ほんだけ安田さまのお写真

 

「本好き」としてのメッセージを込めた写真をカードデザインに

ほんだけさまのプレーリーカードデザインほんだけのプレーリーカードのデザイン。ロゴ全面の表面と、棚のお写真を用いた裏面。

プレーリーカードの表面にはほんだけのロゴが載っています。裏面に使っている写真にはあえて「ジャンルをうやむやにした世界が待ってる」メッセージを込めました。じぶんの家の棚には、マンガもビジネス書も心理学の本も、全部いっしょに並んでるじゃないですか。そういうのがいいなって思ってて。本屋だとジャンルごとに分けられてるけど、僕はもっとごちゃ混ぜにしたい。詩集も、絵本も、全部一緒に。

それがその人らしさというか、表現できたらいいなって思います。いろんな本の繋がり方とか、本の選び方が増えたらいいなと思ってます。

 

プレーリーカードがきっかけで生まれる、本と人、リアルとオンラインの循環

本屋さんに来てくれるお客さんは季節や天気によって変化が激しいように感じてるのですが、プレーリーカードを導入してから、Xで読んでいる本のことを発信をしたり、棚の写真をのせると必ず反応してくれる人が増えました。

他のシェア型書店の棚にカードを置いていると「あの店でみかけたので」と、シェア型書店めぐりをしてくれる人が現れたり。 オンラインとリアルの両方のいいところが循環して、届けられる本の数が増えてきています。

プレーリーカードを持っていない人に対しては、プレーリーカードを持っているだけで驚いてもらえるのも嬉しいです。持ち歩いて名刺代わりに渡すと、「この人変わってるな」「なんか違うことを知ってそうだな」あとは「わぉ!」って喜んだりして、必ず驚かれるんですよ。カードを差し出した時に「これデジタルなんですよ」って言うと、「え?」ってなる。その一瞬のやり取りも面白いんです。プレーリーカードのことを知ってる人だと、「ああ、これか!」みたいな感じで喜んでくれるんです。そういう人が増えると嬉しいですね。

プレーリーカードって自分の分身みたいな感じで使えるのもいいなって思います。シェア型書店とかは特に相性がいいなと思うのですが、自分が関わった場所に置いておけば、自分の代わりにお客さんを待っていてくれるというか。代わりに自己紹介してくれる存在になってくれてます。

ほんだけさまのプロフィールページプロフィールページには、書店情報、各種SNS、他のシェア型書店情報が掲載されている。

 

何かを始めたい・カタチにしたいすべての人に

プレーリーカードは、コミュニケーションのきっかけになります。想いのこもった自分のサービスがあって、けど人に伝えるのが恥ずかしい時、プレーリーカードがあるおかげで、人とコミュニケーションを取るハードルが下がって、自然に会話ができるようになるんですよね。だから何かを始めようとしてる人とか、自分の活動を形にしたいなって思ってる人には、是非おすすめです。

自分の分身として、いろんな場所にプレーリーカードを置いてみてください。きっと、新しい出会いとかつながりが生まれると思います。

ほんだけ安田さまのお写真棚前でプレーリーカードを手に笑顔の安田さん。

関連URL

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