ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。
宮島さんってどんな人?
パナソニックホールディングス株式会社で新規事業開発に携わる宮島勇也と申します。元々はメーカーの生産技術者からスタートし、2015年にパナソニックに転職しました。今は「新規事業の何でも屋さん」として、どうやって、パナソニックで新規事業開発がたくさん生まれるか?と、新規事業開発そのものを研究対象としています。
社内外で「趣味イノベーション」というコンセプトを掲げています。趣味なので、上司は止められない。趣味なので、楽しんで取り組んでいきたい。人や事業のイノベーションに関わること、興味があること、それは新規事業だけに閉じず、地方創生など幅広い活動にも繋がっています。
月200枚の紙名刺が、たった1枚のプレーリーカードに
プレーリーカードを持つ以前は、月に200枚も紙名刺を交換していて、名刺を切らすたびに上司から「名刺をばらまきすぎ」「名刺は両面印刷じゃなくて片面印刷にしろ」と言われたこともありました(笑)。
講演に呼ばれたりイベントに参加する機会が多くて200枚も交換するんですが、「パナソニックの宮島です。趣味でイノベーションしてます。」という自己紹介から始まり、話しが盛り上がると、気づくと名刺交換待ちの人が列をなして、すぐに紙の名刺がなくなってしまっていたんですよ。紙の名刺自体の情報量の少なさも相まって、一時期は2枚名刺を作ろうとしていたんですが、それでも情報が溢れてしまっていました。
そんな時、デジタル名刺であるプレーリーカードを知り、「なくならない名刺はめちゃくちゃいいな」と思いました。世の中はまだ紙の名刺が一般的ですが、名刺がなくなった時にも使えるし、カスタマイズできるし、情報を読み取ってもらってすぐに伝えられる。そこにメリットを感じていましたね。
そんな私のプレーリーカードのデザインはこちらです。自分の好きな「空」をテーマにしました。空が好きで、雲が不定形で、嵐になったり、夜になったり、目まぐるしく変わっていく。そんなイメージを名刺に込めました。
プレーリーカードのデザイン:裏表の全面に、宮島さんが好きな空の写真を採用
社員証の裏に仕込む?デジタル名刺交換から始まるセルフブランディング
プレーリーカードは、社員証の裏にこっそり入れておき、名刺交換の時に「この社員証を読み取っていただけませんか」と伝えて読み取ってもらうととてもびっくりされますね。「うちの社員証すごいでしょ!」という会話から、プレーリーカードについてとプロフィールページに書いている内容につなげます。相手に興味を持ってもらえたり、覚えてもらう、この体験はセルフブランディングの一環として、他の人と違う演出に役立っていますね。
宮島さんの社員証とプレーリーカードの写真
プロフィールページには、「趣味イノベーション」とぱっと目に入ってきて、SNSのリンクは相手に合わせて使い分けています。新規事業関係のつながりならFacebookだけで十分ですが、学生さんとの時は、XでDMしてくださいと伝えたり、海外の方のためにLinkedInも入れています。
記事も載せていて、時系列順に並べています。相手に合わせて、有益な情報を紹介できるようにしています。例えば、新規事業を社内に広めたい人には社内の新規事業開発プログラムの募集記事、両利き経営について知りたい人には、両利き経営について語った記事を紹介したりしています。
宮島さんのプロフィールページには、多数の記事から日程調整用リンクまで載っている
常に最新の自分を、プロフィールページから知ってもらえる
プレーリーカードを使うようになって、いろいろな良い効果がありました。一番は、すぐ情報を更新できるという点ですね。紙だったら名刺をすり直さないといけないですけど、デジタルだから中の編集だけでいい。最近だと、今まで掲載していた記事の掲載期限が終わってしまったんで、それをすぐに新しいリンクに置き換えたり、ポッドキャストを始めたことも後日掲載しようと思っていたり。常に最新の状態に保てるのがいいかなと思います。
あとは、社内のイベントで自己紹介する際に、プロフィールページを事前に見てもらうことで、詳しい情報を自分から伝える手間が省けたこともあります。弊社のCIO(最高情報責任者)のラジオに呼ばれた時も、事前調査で私のことを詳しく知ってもらえて、予定時間を30分も延長するほど話が盛り上がりました。
自己表現の新しいカタチ、ここにあり
自己紹介とは、自分をどう好きになってもらうか、興味を持ってもらうか、限られた時間で有効に行われるべきだと考えています。プレーリーカードは、紙に収まらないような自己表現、セルフブランディングができる、ものすごく良いツールだと思います。使いこなせば、覚えてもらえて、新しい出会いだったり可能性が開けてくると思うので、積極的に活用してほしいと思います。
最後に、私が最近提唱している「推し代(おししろ)」という概念があります。「目標と現在地の差分」を意味していて、夢ばかり語っても何を手伝えばいいか分かりませんが、現在地や課題を表現することで、周りの人が「この人を推したい」と思えるようになる。プレーリーカードでそういう要素を表現できたら、いろんな人の「推し合い」に繋がっていくんじゃないでしょうか。
プレーリーカードでは、情報をたくさん伝えることができるので、「こんな目標を持っています」「今はこんなことをしています」と伝えることができます。購入を検討されている方にも、ぜひ一歩踏み出して、今と違うことをやってみて、その変化を観察して、次につなげてもらいたいと思います。それが結果的には、「趣味で楽しいことからやっていこう」というスタンスにつながるかもしれません。