プレーリーカードは自分らしさが見つかる新しい実験場 / 株式会社MIMIGURI 小田裕和さん【プレーリーカード活用事例】

コンサルティング
プレーリーカードは自分らしさが見つかる新しい実験場 / 株式会社MIMIGURI 小田裕和さん【プレーリーカード活用事例】

ユーザーインタビューシリーズ「わたしのプレーリーカード」では、プレーリーカードを使ってくれているユーザーさんに、どんな人なのか、なぜ使っているのか、使い方のコツやこだわりなどを掘り下げて聞いていきます。

小田さんってどんな人?

軍事的組織から冒険的組織へのシフトなど、事業組織のあり方を探究する株式会社MIMIGURIというコンサルファームで働いています。自身の探究テーマとして「考えたり作りたくなる気持ちを孵化させる、場や道具のデザイン」を掲げ、主に大企業向けの伴走型コンサルティングをしながら、新規事業でのアイデア枯渇や組織の硬直化といった問題に取り組んでいます。

仕事の人格を超えた関係性を築けるプレーリーカード

プレーリーカードを導入したきっかけは、以前から紙名刺の管理が面倒だと感じていたのが理由の一つです。状況に合わせて行動するタイプで、特に懇親会のような場では、自分から積極的に話しかけることに苦手意識がありました。自分を開いて、主体的にコミュニケーションを取ったり関係を築いたりすることに、どこか億劫さを感じていたんです。

また、会社の枠を超えた繋がりが生まれる可能性を感じたことも理由の一つです。

以前から、個人の関心事やお互いへの好奇心など、個人と個人の繋がりから面白いプロジェクトが生まれることが多くありました。会社の肩書きではなく、自分の仕事内容を説明する際に、会社の事業内容から説明しなければいけない手間があり、紙の名刺だけではプロジェクトに繋がったり、豊かな関係性を築くきっかけが不足していると感じていました。プレーリーカードは関係性を築くハードルを下げ、会話のきっかけを作ってくれています。短い名刺交換の時間でも、ちょっとした自己開示を通して「仕事の人格だけじゃない要素」に触れ合うというのが、多面的にお互いを見る機会になっていると感じています。

それに、まだまだプレーリーカードを知らない方も多いですよね。初めて読み取っていただく方には、ちょっとしたアイスブレイクにもなりますし、お互いの意外な一面を知ることで、「仕事だけの関係」を超えた繋がりを感じられるきっかけにもなります。挨拶、コミュニケーション、名刺交換...以前は苦手意識のあったこれらのことが、プレーリーカードのおかげで、自然と楽しめるようになりました。

遊び心あふれるデザインで、関係性の始まりを柔らかく

小田さんのプレーリーカードの表面にはMIMIGURIのイメージキャラクターのイラスト、裏面は運営するサービスの世界観が表現されている小田さんのプレーリーカードの表面にはMIMIGURIのイメージキャラクターのイラスト、裏面は運営するサービスの世界観が表現されている

プレーリーカードの表面は、MIMIGURIのキャラクターである「グリグリ」と「ミミホー」が並んでいるイラストを選びました。

MIMIGURIはアカデミックな面が強く、よく「硬そうな会社」という印象を持たれがち。この二人を並べることで、MIMIGURIの柔らかさや親しみやすさを表現したかったのです。

これが効果的で、プレーリーカードのデザインから会話が始まることも多いんです。「可愛い!」と言っていただくことが多く、その反応から、相手がどれくらい心を開きやすい人なのかを感じ取ることができます。「グリグリ」と「ミミホー」は、コミュニケーションのきっかけを作ってくれる、大切な存在です。このキャラクターのおかげで、硬くなりがちな名刺交換の場が、より柔らかくて楽しいものになっています。

オフラインでの「本来あるべき」出会い方へ

オンライン環境でのやり取りが増えた社会環境の中で、紙の名刺交換は、徐々に本来の意味を失いつつあると感じています。コロナ禍が明け、対面で会う機会も増えてより深い情報交換や関係構築ができるはずなのに、名刺交換のシーンはコロナ前とさほど変化していません。せっかく自己表現や自己開示がよりできる機会なのにもかかわらず、紙の名刺はいまだに色を選べるくらいの自由度があるくらいしかできていません。人と人とが繋がる場は、もっとアップデートできる可能性を秘めていると思います。

プレーリーカードをお互いが持っていると、なぜか「お久しぶり」感覚があって、この「人と人とが繋がる」感覚が生まれるんですよね。お互いに心が動く瞬間を見つけ合おうとする。好奇心が自然と向く。そこから良い関係性が生まれる。そんなことをプレーリーカードを交換するたびに体験しています。

その他にも、プレーリーカードからEightで繋がっていただけると、名刺をいただいてスキャンする必要もないので、手間も省けます。また、自宅に名刺が溜まってしまう問題が解決されたのもメリットです。CO2の削減にも繋がると思いますし、些細なことかもしれませんが、不便さや名刺に関するペインがなくなったように感じます。長い目で見ると、プレーリーカードがより普及していけばより大きなインパクトに繋がると思っています。

プロフィールページは、自分だけの情報発信基地

小田さんプロフィールページには、小田さん著者の書籍から始まり、コーポレートサイト、ラジオやご自身の紙名刺の画像まで、多種多様なコンテンツがまとまっているキャプション: 小田さんプロフィールページには、小田さん著者の書籍から始まり、コーポレートサイト、ラジオやご自身の紙名刺の画像まで、多種多様なコンテンツがまとまっている

プロフィールページをお見せした時に、基本的には読み取っていただいた方に繋がるツールやSNSを選んでいただきます。Facebookで申請していただく方は多いですね。メールよりメッセンジャーでのやりとりの方が、圧倒的にその後の会話が生まれやすいようにも思います。Eightを利用されている方も結構増えている印象です。

一番下の方には、名刺の画像そのまま保存できるようにしておいてあげるみたいな感じで、「ここに置いておくといいよ」みたいなことを誰かがやってるのを見て、これいいなと思って真似しました。

SNS以外にも、自分のアイデンティティや個性が表現できるようにコンテンツを散りばめてみています。MIMIGURIのこと以外にも、例えば最近出版した書籍の紹介なども載せています。

色んな話のフックを並べて、どんなコンテンツなら興味を持っていただけるか、実験してみています。

プレーリーカードは、自分を再発見する実験場

プレーリーカードの利用方法として一番可能性を秘めているのは、「自分のアイデンティティの実験」だと考えています。プロフィールページはいつでも情報を更新できるので、どんなコンテンツを載せようか、どう表現しようかと試行錯誤する中で、自然と自分をどう表現したいか?と好奇心が自然と湧いてきます。要は、自分のアイデンティティをプロトタイプしていけるんです。

一人一人が自分のアイデンティティを表現していくのは大事ですが、一方で、不特定多数の人にみられるSNS上での自己表現には、ある種のしんどさや疲れを感じることも少なくありません。そんな中で、プレーリーカードは、直接お会いした方に対して、自分のアイデンティティを表現できるところが良いです。こうした自己表現の実験場として、とても適していると思うんですよね。

普段コンサルティングの仕事で様々な方々に向き合っていて感じるのですが、自分らしいアイデンティティを見つけた瞬間がどれくらいあるかというのが、とても重要だと考えています。「肩書きや社会人としての自分」を作ったはいいものの、変えられない、その自分を失うことが怖い。自分を再発見する瞬間が少なくなってしまう組織は、徐々に立ち行かなくなってきている様にも思います。

働き方も変化する中で、人々がよりいきいきと自分のポテンシャルを発揮し続けていくためには、自分自身のアイデンティティと向き合い、しなやかに問い直そうとすることが大事になるはず。プレーリーカードを使えば、自分の表現の仕方を実験しながら変えていけるようになります。そうすれば、一人一人がもっとパワーを帯びて、面白いものを作ったり、新しい活動を起こしたりする人が増えていくんじゃないでしょうか。

写真1枚からでも始められる、小さな実験の旅へ

すごい実績を載せなきゃいけないとか、そういうことじゃなくても良く、身の回りのちょっとした実験から始めてみることが大事だと思います。例えば、撮った写真の中でお気に入りの一枚だけを自分のページに上げるのも実験です。SNSと違って、対面で会った人に話しながらシェアできるので、表層的なコミュニケーションにもなりにくい。

SNSとはちょっと違った形の実験をするプラットフォームという感覚で使うのが良いんじゃないかと考えています。とにかく小さなことから試してみて、それを振り返って自分を見つめ直す。そういうルーティンがこのサービスをきっかけに生まれていったら、人々の働き方や生き方にも良い影響をもたらすことができるんじゃないかと思います。

自分自身のあり方やそれをどう伝えたらいいか悩んでいる人は、まずプレーリーカードを実験的に作ってみることをおすすめします。人と人とがつながる中で、一人一人がオリジナリティある自分のあり方を見つけていける、そんなシーンが広がっていけばいいなと思っています。

僕自身もプレーリーカードを通じて、もっと自分のアイデンティティを実験的に見つめ直していきたいです。ぜひ様々な人に、自分自身の新しい面を発見する旅に出てみてほしいなと思います。

補足情報

  • 「プレーリーカード」公式サイトはこちら
  • 株式会社MIMIGURI」公式サイトはこちら