デジタル名刺とは?オンライン・オフライン型の違いやメリット・デメリット、選び方のコツなどをまとめて解説

デジタル名刺
デジタル名刺とは?オンライン・オフライン型の違いやメリット・デメリット、選び方のコツなどをまとめて解説

ここ数年の新型コロナウイルスの流行も落ち着き、最近では対面で人と会う機会が増えてきた方も多いのではないでしょうか。

紙・デジタル合わせ、「名刺を使って挨拶をする」シーンが戻りつつあります。

さらに環境への配慮という観点もあり、紙名刺からデジタル名刺へ移行している方も急増しています。時代の流れとしても名刺市場の転換期が訪れているのです。

そこで本記事では、デジタル名刺の種類から利用する際のメリット・デメリットを詳しく解説。
さらに、これからデジタル名刺を導入する方に向けて、サービスを選ぶときのポイントなどもご紹介していきます!

 

デジタル名刺にはオフライン型・オンライン型がある

デジタル名刺とは、情報が電子化・デジタル化された名刺を指し、「オンライン名刺」「電子名刺」とも言われています。
デジタル名刺といっても、その形態や情報の交換方法は多種多様にあります。

スマホで完結。オンライン型のデジタル名刺

コロナ禍の影響により、2020年ごろにリモートワークが普及したときの一般的なデジタル名刺は、オンライン型がメインでした。
これは専用URLやQRコードを相手に読み取ってもらうことで、名刺情報が共有できるものを指します。
オンライン上でのやりとりが主流だった当時は、相手と直接介さずともネット上のみで交換ができる、オンライン型が広く普及していました。

名刺管理システムやアプリ、クラウドサービスなどを使い、URLやQRコードを通じて名刺情報を交換するオンライン型。
紙名刺をスマホで撮影するタイプや、名刺情報をPDF化したタイプなども、デジタル名刺と呼ばれています。
対面せずに相手との情報交換が簡単にできるので、さまざまなシーンで活用できます。

例えば、zoomやmeetなどのサービスを使ったオンライン会議の場では、背景に自分のQRコードを出して交換したり、あらかじめメールなどでURLを共有しておけば、相手に自分の情報を事前に提示したりすることも◎。
ちなみに、専用アプリがあるサービスを利用すれば、情報の更新や管理を簡単におこなうことができます。

 

対面コミュニケーションを大切に。オフライン型のデジタル名刺

コロナが落ち着き、さらに時代の変化が生じた昨今では、対面での挨拶やイベントが増えてきました。
デジタル名刺もICカード型の物理的なカードが主流に。
最近ではカードをスマートフォンにかざすだけで相手の情報が読み取れる、オフライン型の需要が高まっています。

一枚のICカードに名刺情報がすべてデータで集約されている、オフラインで使うことを想定したカード型のデジタル名刺です。
自分のカードを相手のスマートフォンにかざして読み取ってもらうだけで、さまざまな情報を相手に伝えることができます。
主にNFCを使って読み取りをします。

※NFCとは「Near Field Communication」の略で、近距離無線通信を意味します。
交通系ICカードにも使われており、多くのオフライン型のデジタル名刺にも内蔵されています。
スマホなどの電子機器にかざすだけで、相手の情報を読み取ることができます。

オフライン型は物理的なカードなので、従来の紙名刺の交換シーンのように対面でのコミュニケーションを重視しながら使用できること。
さらに名刺交換をする際に、相手にデザイン性をアピールできることもメリットとして挙げられます。

デザインをイチから作成でき、世界に一つだけのオリジナル名刺を作ることができるサービスもあります。
オンライン型と同様、こちらも専用アプリやマイページを使えば、簡単に情報の更新や管理をすることができます。

 

そもそも、なぜデジタル名刺は注目されるようになったのか?

冒頭でもお伝えしたように、デジタル名刺は近年のビジネスシーンで大きく注目されるようになりました。
その理由とは一体なんなのでしょうか?
 

新型コロナウイルスの影響

まず、新型コロナウイルスによる影響が挙げられます。
働き方改革により、出社は控えられ、オンライン上での会議や商談をする機会がこれまでよりも圧倒的に増えました。
またオフラインの場面でも、非接触を推奨する動きが活発になりましたよね。
このように、オンライン上でも使用でき、さらに非接触の状態でも交換可能な、デジタル名刺の需要が高まったと考えられます。

 

デジタル化やペーパーレス化の推進

最近は社会全体がDX化、ペーパーレス化を推進する流れとなっています。
そんな中で、大量の紙を消費する「名刺」が提起されるのは必然といえるでしょう。
また、SDGsを目標に掲げる企業が増えていることも要因のひとつ。
企業活動の一環として、名刺のデジタル化の需要が一気に高まったと考えられます。

 

デジタル名刺のメリット

デジタル名刺は時代の流れとともにさまざまな変化があり、現在は多様なスタイルのものがあることがわかりました。
では、デジタル名刺を実際に使う上で、私たちにはどんなメリットがあるのでしょうか?

情報の更新や修正が簡単にできる

従来の紙名刺の場合、情報更新が必要になるたびに印刷会社に発注する手間がありました。
しかしデジタル名刺の場合は、情報更新が簡単にできる機能が備えられているため、時間や手間をかけることなく更新ができます。

 

印刷費用のコストが抑えられる

紙名刺は昇進や異動で名刺情報が変わると、どうしても印刷費用がかかってしまいます。
郵送料として、さらにコストがかかることも。
また名刺不足に備えて、一定の期間で在庫の数をチェックしたり、発注したりしなければいけません。
一方のデジタル名刺は、Webページやアプリでササっと情報修正をするだけ。
印刷代や郵送料、名刺不足などの心配をする必要もありません。

 

持参し忘れるリスクが低い

ビジネスの場はもちろん、何気ない挨拶やイベントなどで名刺を持参するのを忘れた経験がある方も多いのではないでしょうか?
デジタル名刺はたった一枚のカードさえあればいいので、携帯を忘れるリスクはグッと減ります。
スマホケースや名刺入れに入れて携帯しておけばOK◎
名刺のストック切れや、補充し忘れの心配もありません。

 

煩わしい名刺マナーがない

自分の名刺は相手よりも低いところで渡す、もらった名刺は机の上に出す…など、社会人デビューをしたときに、名刺マナーについて指導を受けた方も多いのではないでしょうか?
デジタル名刺の場合は、そもそも相手と交換することがないので、そのようなマナーはありません。
また、会社全体でSDGやDX化を目標に掲げているところであれば、デジタル名刺という新しいテクノロジーを活用しているというアピールにも繋がります。

 

たくさんの情報を盛り込める

最近ではSNSを使って、会社や自身をアピールする方も増えてきました。
デジタル名刺ではさまざまな情報を一緒に紐付けることができるので、これまで以上にビジネスチャンスの拡大が狙えます。

例えば…

  • 自社サイトや動画、営業資料、日程調整ツールを入れてビジネスに活用したり…
  • ポートフォリオやSNSを掲載して、活動を知ってもらうきっかけにしたり…
  • 趣味や経歴を入れることで、会話のきっかけ作りができたり…


さらに、SNSに力を入れている企業やお店なども、デジタル名刺を使えば大きくその活躍の場を広げることができるでしょう。

 

デジタル名刺のデメリット

デジタル名刺には業務の効率化や時間の節約といった、実にさまざまなメリットがあることがわかりました。
そんな便利なデジタル名刺ですが、デメリットも挙げられます。

インターネット環境がないと利用できないリスクがある

何らかの原因でインターネット環境が使えない場合は、紙名刺の方が受け取りやすいことがあります。
そもそもスマートフォンやパソコンの電子機器を使って交換するので、それらの電池が切れてしまうと利用できなくなってしまいます。
また、年配の人やテクノロジーに不慣れな人にとっては、デジタル名刺が使いにくいと感じる方もいるかもしれません。

 

デジタル名刺を相手も使っているとは限らない

注目されるデジタル名刺ですが、とはいえ紙名刺に比べるとまだまだ一般的とはいえません。
双方がデジタル名刺を所有していれば交換は問題なくおこなえますが、相手が紙名刺を使っているとスムーズに交換できないこともあります。
また、一部の人には紙名刺ならではの情緒を感じられず、それに対して抵抗感を抱くことがあるかもしれません。

 

導入または運用のためのコストが発生する

紙の名刺の場合は郵送コストや印刷代がかかるデメリットがありますが、デジタル名刺の場合は導入や運用のためのコストを負担しなければなりません。
デジタル名刺の運用コストは各サービスによって、実にさまざま。
サブスクリプション型や、初期費用のみ負担するもの、従量課金型のものまであります。
自分はどのサービスに合っているのか、他社と比較して検討してみるのがおすすめです。

 

デジタル名刺選びのコツ

デジタル名刺といっても、最近はいろんなサービスが各会社から展開されています。
導入する際は自分に合ったサービスや価格、特徴などをよく比較してからおこないましょう。
合わないサービスを選んでしまうと、かえって使いにくかったりコストがかかってしまったりなど、損をしてしまうこともあるからです。
最後に、デジタル名刺を選ぶときのコツを解説していきます。

 

オンライン型かオフライン型かを選ぶ

上記の「デジタル名刺にはオフライン型・オンライン型がある」でも解説したように、今はオンライン型のデジタル名刺と、オフライン型のデジタル名刺があります。

オンライン型は対面せずとも名刺交換をすることが最大のメリット。
そのため、在宅勤務が多い方や人と対面する機会が少ない方におすすめです。
主にQRコードを使って読み取りをします。

一方のオフライン型は、一枚の名刺でパパッと情報交換でき、さらにオリジナリティーあふれる名刺デザインをアピールできることがメリットでした。
そのため、スマートに交換したい、オシャレなデザインを存分にアピールしたい方におすすめといえるでしょう。
また物理的カードを使うので、いろんな人と対面で挨拶する機会がある方にもおすすめ。

 

料金プランで選ぶ

次に料金プランについての比較をしてみましょう。
毎月定額で料金が発生する「サブスクリプション型」か、サービスの利用頻度に応じて料金が変わる「従量課金型」、一度買ったらずっと使える「買い切り型」かを選びます。

サブスクリプション型は初期費用を少しでも安くしたい方におすすめ。ただし、使っていない月でも利用料金が発生する可能性があるので注意が必要です。
従量課金型は初期費用さえ払えば、他機能は低コストで使い続けられるというメリットがあります。
買い切り型は一度購入してしまえば、そのあとの料金は一切発生しません。お得に長く使いたい方におすすめです。
初期費用は各サービスによってさまざまなので、よく比較してみてくださいね。

 

デザインの自由度で選ぶ

デザインで選んでみるのもひとつの手。
例えば、株式会社スタジオプレーリーが運営している「プレーリーカード」では、自分の好きなデザインをイチから作ることができます。
自分のデザイン力をアピールしたい、世界に一つだけのオシャレな名刺を作りたい方におすすめです。

「イチから作るのは面倒…」という方には、デザインテンプレートが用意されているサービスや、好きなカラーを選ぶだけのサービスがおすすめ。
合同会社TheFourSeasonsが運営している「UnitedCard」は、豊富なカラーバリエーションから選ぶだけのシンプルなデザイン性が特徴です。
デザインテンプレートは各サービスで豊富に展開されています。
自分の好みに合ったものを探してみるのも楽しいですよ◎

 

その他オプション機能で選ぶ

サービスによって、オプション機能も実に多種多様なものがあります。
専用アプリ付きのものや、ビジネスとパーソナル別モードで使い分けが可能なもの、プロフィールの設定を細かくおこなえるものなどもあります。

『デジタル名刺ラボ』では過去に、デジタル名刺7社の徹底比較をおこなった記事を公開中です!
そちらもぜひ参考にしてみてくださいね◎

デジタル名刺の徹底比較7選!価格、特徴、概要などを詳しく解説

 

これからも需要拡大するであろうデジタル名刺は要チェック

デジタル名刺は今後ますます普及が進むことが予想され、ビジネスシーンにおいて必要不可欠なツールとなるでしょう。
状況や人によっては使いにくいデメリットも挙げられますが、時短・業務の効率向上を目指している方であればその効果をいち早く実感できるはずです。

自己プロモーションやビジネスチャンスの拡大に大きく貢献できるデジタル名刺。
あなたもぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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