
横浜駅直結のTHE YOKOHAMA FRONT最上階42階に昨年開業した「Vlag yokohama」(以下、「フラグヨコハマ」)は、「未来の兆し溢れる共創の場」をコンセプトに、オフィスや会員制ワークラウンジ、カフェ&バー、ホールなどが揃う複合施設です。
このフラグヨコハマでは、施設への入退室セキュリティカード兼、会員間のコミュニケーション促進ツールとして、プレーリーカードが導入されています。会員証としてのプレーリーカードの導入利用や使い方について、導入意思決定をされた株式会社相鉄アーバンクリエイツの林さん、東急株式会社の武井さん、契約先かつ施設運営を行っているUDS株式会社の三浦さんにお話を伺いました。
〜この記事はこんな方におすすめ〜
・コワーキングスペースを運営している方
・コミュニティマネージャーの方
・顧客との関係性構築に興味がある方
- 導入のきっかけ -
- 活用方法 -
- 期待できる効果 -
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コミュニケーションを活性化する新しい形の会員証
────まずは、フラグヨコハマについて教えてください。
林一輝:フラグヨコハマは、「未来の兆し溢れる共創の場」をコンセプトに、オフィスや会員制ワークラウンジ、カフェ&バー、ホールなどがそろう複合施設です。
横浜内外のさまざまな人々、文化、思いが集まり、未来につながるきっかけが芽吹く場所を目指し、株式会社相鉄アーバンクリエイツ、東急株式会社、UDS株式会社の協同で運営しています。
ベンチャーや大企業など会社の規模を問わず、横浜のキープレイヤーが集い、事業創造が生まれる、そんな空間にしていきたいと思っています。
左:UDS株式会社 三浦さん
右:株式会社相鉄アーバンクリエイツ 林さん
───プレーリーカードを導入いただいた背景を教えてください。
林:共創空間を運営していくにあたって、会員同士のコミュニケーションが生まれる仕組みをどう作っていくかという点や、コミュニティマネージャーが会員の交流状況を把握しにくいという課題がありました。
そこで、目をつけたのがデジタル名刺「プレーリーカード」でした。プレーリーカードは、会員間での初対面でのコミュニケーションにおいて、プレーリーカードを活用することで会員同士のコミュニケーションを促進する仕掛けが作れそうだな、と思いました。
そこで、プレーリーカードさんに相談させてもらったときに、交通系ICカードなどを登録できるセキュリティサービスにも登録できることを知り、セキュリティカードとしての利用ができる点も魅力的だと感じました。
フラグヨコハマのセキュリティカード兼会員証
(表面のデザインは、フラグヨコハマのキービジュアルをあしらった複数デザインを用意)
林:また、法人向けプランを利用することで、アカウントを一括管理できたり、コミュニティマネージャーが会員の交流状況を可視化できる点も魅力でした。
「共創を生みだす」という施設のテーマにもマッチするため、単純にセキュリティカードを作るだけではなく、プレーリーカードをセキュリティカード兼コミュニケーションを促進する会員証として導入しようと思いました。
プレーリーカードを活用した、会員同士のコミュニケーションを促進する仕組み
初対面での会話の盛り上がりを創出できる
──プロフィールページの活用方法を教えてください。
武井駿:まず、プロフィールページについては、法人向けプランのアカウント管理機能を使い、自己紹介文に入力いただく情報は、コミュニティマネージャー側でテンプレートを事前に設定したうえで、会員の方にご自身の情報を入力いただいています。
フラグヨコハマの運営を行う東急株式会社の武井さん
自己紹介文のテンプレート
プロフィールページの共通コンテンツ部分
林:また、フラグヨコハマでは、会員向けに個人のミッション・ビジョンをつくる「Vlag Workshop」という内省化プログラムを用意しています。全三回のプログラムで、以下を実施します。
Day1:自分らしさ・価値の振り返り
Day2:20~30年後の社会の流れや未来を考える
Day3:内発的動機、自分がなにをしたいかを言語化する
体験いただいた会員の方に何かしらの気づきがあればいいなと思って運営しております。最後のプログラム受講が完了した会員の方には、任意で【My フラグ】という、自分が何をしたいかを言語化したものを、プレーリーカードのプロフィールページに記載していただいています。
──プレーリーカードを活用することで、初対面のコミュニケーションに変化はありましたか?
三浦美穂:徐々に会員さんがプレーリーカードで自己紹介をするようになっていったり、スタッフが社外の方とコミュニケーションする際に利用するようになっています。
プレーリーカードを使うことで、最初の会話のきっかけが生まれやすくなったなと感じます。紙の名刺だと会社名と肩書くらいしか情報がないため、そこから頑張って会話を広げないといけないですよね。
プロフィールページに、会話のきっかけとなる出身地や趣味・経歴など色んな情報があるので、それをみながら会話のきっかけがつくりやすいと感じます。
武井:個人的なお話ですが、最近、ChatGPTを使ってプロフィールページの文章を改善したところ、より会話が盛り上がりやすくなりました。笑
Chat GPTを活用して作成された、武井さんのプロフィールページ(絵文字を頭につけたり、文章が精査されたとのこと)
三浦:あとは、SNSを簡単に交換できる点も魅力的だと感じました。LINEやFacebookのメッセンジャーでコミュニケーションをとる機会も増えてきている中で、プレーリーカードだとご挨拶した後に、SNS交換し、その後のコミュニケーションに繋げやすくなった気がします。

──今後、よりプレーリーカードを活用するために検討していることはありますか?
林:フラグヨコハマとして、会員間でのオフラインでのイベント回数を増やして、よりプレーリーカードを使う機会を増やしていきたいと考えています。
昨年の12月にオフラインの忘年会を開催したのですが、その忘年会でプレーリーカードを使って自己紹介をしようというルールにしたところ、忘年会自体がより盛り上がったなと感じています。
会員同士で交流するオフラインの場を増やすことで、プレーリーカードを使う機会も自然と増やしていきたいと思っています。
こだわりの蔵書をそろえた会員制ワークラウンジ
Interview&Photo / Hayato Sakai、Erika Sodai
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プレーリーカードのことをもっと知りたい!という方は、お気軽にお問い合わせください。まずは担当から状況に合わせた「プレーリーカードの使い方」を一緒にディスカッションさせていただきます。