「名刺交換」の場で、商談の獲得数が6倍に。プレーリーカードから始まるビジネスの「新しいコミュニケーション」とは?

営業活用
「名刺交換」の場で、商談の獲得数が6倍に。プレーリーカードから始まるビジネスの「新しいコミュニケーション」とは?

 株式会社ユーザベースが運営するスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」。国内および海外のスタートアップ200万社超のデータを収録し、資金調達動向や提携先などの関連情報はもちろん、投資家やファンドについてもワンストップで情報収集・管理できる国内最大規模のプラットフォームです。

2023年4月に行われたユーザー向けのイベントを機に、社内でプレーリーカードを導入していただきました。

INITIAL事業CEOとしてユーザーコミュニティーの育成やイベント事業を手がけている千葉信明様、 カスタマーサクセスチームの寺田麗未様に活用方法や導入効果について伺いました。

 

 

 - 導入のきっかけ - 

  • イベント参加者へのプレゼント企画を機に、社内でも導入

 

 - 活用方法 - 

  • 資料やカレンダーを入れて、営業ツールとして活用

  • オンライン会議でもプロフィールページを交換

  • 「これ知ってますか?」を会話のきっかけに

 - 効果 - 

  • 「名刺交換」の場で商談アポイントを獲得するなどの営業成果

  • 新しいネットワーキング機会の創出

  • 社内コミュニケーションの活性化

 

「新しいコミュニケーション」が生まれる予感。イベント参加者へのプレゼント企画を機に社内導入

──プレーリーカードを導入した経緯について教えてください。

千葉 信明INITIALでは、法人向け有料サービス「INITIAL Enterprise」のユーザーを対象に「INITIAL Circle」という交流会を行っています。毎月150人くらいが集まるのですが、4月のイベントで希望者にはプレーリーカードをプレゼントする、という企画をやりました。そのタイミングで社内でも導入した、という流れです。


千葉信明さん 

──「イベント参加者にプレゼント」というのは、使っていただくきっかけにもなって嬉しいです。どうしてプレゼントに「プレーリーカード」を選んでいただいたのでしょうか?

千葉:実は、個人的にプレーリーカードについて知ったのはもっと前で、2月末くらい。スタートアップ界隈の知人がfacebookで「作ったよ」と報告をしているのを見たのが、プレーリーカードを認知したきっかけです。社内のSlackで「これ良さそうじゃない?」と共有すると、何人か反応してくれて…。紙の無駄をなくす、というのも利点ですが、それ以上に「新しいコミュニケーションが生まれそうだな」という予感がありました。僕らも欲しいし、「INITIAL Circle」に来ていただくユーザーの方たちも持っていただけたらいいな、ということで、導入を決めました。

寺田麗未私も使っている方の声をSNSで見かけて、公式動画もつい繰り返し見てしまうくらい気になっていたので、会社で導入することになって嬉しかったです。私自身もそうですが、一つの企業に所属しながらも色々な肩書きやバックグラウンドを持っている方がたくさんいるので、名刺で自己表現できるのは素敵だなと思います。

イノベーションにアンテナが敏感なスタートアップ界隈では「プレーリーカードは知ってるし欲しいけれど、持っていない」という人も多いと思います。私たち自身がファーストペンギンになることで、みなさんに「体験」を届け、新しいコミュニケーションを生み出すことができたと考えています。

寺田麗未さん

名刺は「交換」だけでは意味がない。大事なのは「ネットワーキング」

──プレーリーカード導入前の「名刺交換」に感じていた課題はありましたか?

千葉:僕は営業出身なので、名刺は絶対に切らさないようにしています。名刺入れには入るだけ名刺を詰めて、カバンの中には他にも100枚ほどの束で予備の名刺を用意していますし、実際にイベントではかなりの枚数を交換しています。でも、名刺はただ「交換」しただけではネットワーキングに繋がりません。そこの課題感は以前からありました。

寺田:オンラインの商談では、その後にリアルでお会いして名刺交換をする機会がなく、ネットワーキングできない課題もありました。プレーリーカードを使うようになってからは、プロフィールリンクを紹介することで、その後のネットワーキングに活用しています。

私は、プロフィールページにTwitterやnote、facebookなどのSNSだけでなく、INITIALの概要説明の資料なども入れています。営業担当は営業資料や、商談やミーティングのセットがその場でできるようにカレンダーツールのリンクを入れているようです。それぞれが使いやすいようにカスタマイズしています。


千葉さんのプレーリーカード(右)。プロフィールページには、趣味や家族、SNSの他に「INITIAL Enterprise」の概要ページや採用ページのリンクなども入れている。 

「プレーリーカード」が営業トークのきっかけに

──職種や働き方によってプロフィールページをカスタマイズしながら使っていただいているんですね。実際の活用方法や導入効果についても、教えてください。

千葉:先日、大きな展示会に出展したのですが、インサイドセールスチームがその場で24件も商談を獲得するという大活躍をしてくれました。プロフィールページに、営業資料やサービス概要、カレンダーツールを入れておいて、名刺交換の場で「じゃあ打ち合わせしましょう」とカレンダーツールを開いて商談の予定を取り付けたそうです。これまでにも展示会中に商談を獲得したことはありましたが、せいぜい4〜5件。24件という数字とこのスピード感は、プレーリーカードでなければ実現できなかったと思います。

あとは、いかにも営業トークではなく、「プレーリーカードって知っていますか?」というところから会話を始められるのはありがたいですね。

寺田: 新しいことに興味関心が高い方が周りに多いので、「まずはこの名刺にスマホをかざしてみてください」と名刺交換でひと盛り上がりできる、というのがすごく楽しいですよね。

インサイドセールスチームの件も、「すごいノウハウを発見した!」と社内のミーティングでも共有してくれて盛り上がりました。社内コミュニケーションの活性化にも役立っています。私もプロフィールページにカレンダーツールを入れようと思います。

プレーリーカードのプレゼント企画があった「INITIAL Circle」で、名刺交換する参加者

デジタル名刺はビジネスをどう変えるか?

──営業トークのきっかけとしてプレーリーカードを話題にしていただくというのは、アーリーアダプターならではの活用方法ですね。
今後、プレーリーカードがもっと広がるようになったら、ビジネスはどのように変わると思いますか?

千葉:展示会では色々なパンフレットや名刺をもらいます。どんなサービスか口頭で聞いても忘れてしまうし、名刺も後から見返しても「どの人だっけ?」となってしまうことも多い。その時は何かしら興味があって話をしたのに、「後でご連絡します」とメールが来た時には熱量が下がってしまっていることもあります。鉄が熱いうちに「資料はここにまとまっています」「この日に会って話しましょう」とビジネスを進められるようになるのは、大きな変化です。

僕自身、これまで交換した紙の名刺は後からfacebookで申請して連絡を送るために使っていたのですが、プレーリーカードだとその場でfacebookを開いて友達申請してもらうことができるようになりました。プレーリーカードはコミュニケーションの質と量をアップデートし、ビジネスを加速できると思います。

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